有機物利用などゼロエミッション技術の開発や物質循環システムの最適化を目指します

1.システムダイナミクス統合研究グループ

宇宙空間での人類の生活と食を結び付け、統合的に制御することを目的として、閉鎖空間における物質循環をシステムダイナミクスによるシミュレーション解析法を構築します。これにより、閉鎖空間における物質循環を前提にした長期滞在の最適制御を効率的に達成します。

2.植物微生物インタラクション研究グループ

宇宙空間における食料の持続的供給を目指して、多様なをマイクロバイオームやオミクス解析などの情報から園芸作物と微生物等の相互作用を解明し、最適化する技術を開発します。これにより、宇宙空間における新しい生態系を構築します。

3.資源循環システム研究グループ

リン・カリウム・炭素、窒素など生元素の宇宙での完全循環利用のため、廃棄物を利用可能にする有機性廃棄物処理法を開発します。第2部門への利活用を想定して得られた資源を調整するとともに、宇宙での資源循環を想定した閉鎖系における多様な農業生産を実証します。

本部門で得られる成果は、地球上でのリサイクル技術や肥料資源活用のため基盤技術となります。